主要なポイント FIFA Collectプラットフォームは、EVM対応のブロックチェーンに移行します。 移行後は、Algorandベースのウォレットのサポートが終了し、代わりにMetaMaskやWalletConnect対応のウォレットの導入が予定されています。 この記事を共有する サッカー連盟(FIFA)が開発したデジタルプラットフォーム「FIFA Collect」は、サッカーファンがアイコニックな試合瞬間のデジタル収集品を集めたり取引したり楽しめるNFTプラットフォームです。今日、そのNFTプラットフォームを新たなEVM対応のFIFAブロックチェーンへ移行する計画を発表しました。 この移行は、2024年5月20日以降に開始される予定で、パフォーマンスの向上や今後の新機能の導入、プラットフォームのスケーラビリティの改善を目的としています。 FIFAは、ユーザーのアカウントや既存のデジタルコレクションには影響しないことを保証しています。移行期間中もその後も、全資産は完全に安全でアクセス可能な状態に保たれます。 プラットフォームのアップグレードにより、ウォレットの互換性が変更されます。Algorandベースのウォレット（たとえばPeraやDefly）は、移行後はサポートされなくなります。代わりに、MetaMaskやWalletConnectに対応したEVM互換ウォレットを使用して接続する必要があります。 「FIFA ブロックチェーンは、新しい体験を支援し、ウォレットの互換性を持たせ、将来の革新のための堅固な基盤を提供するために作られました」と、FIFAは移行のFAQで述べています。 エクスポートした収集品は、移行前に再インポートしておく必要があります。そうしないと、自動引き継ぎの対象になりません。移行後の手動移行には、追加の確認作業が必要となります。 USDC残高は、移行日まで利用可能で、その後も引き出すことができますが、移行後は使用できません。販売用に出している収集品は、自動的に新プラットフォームへ移行します。ただし、移行前に出品を取り下げた場合は除きます。 FIFAとAlgorandの1年にわたるパートナーシップ 2022年5月、FIFAはAlgorandと戦略的パートナーシップを結び、公式ブロックチェーンパートナーに任命しました。この連携により、ブロックチェーンを活用したウォレットソリューションが提供され、FIFAのデジタル資産戦略にも大きな影響を与えました。 両者は、NFTやデジタルウォレットなどのブロックチェーン駆動の革新を模索し、透明性、持続可能性、収益拡大を重視しました。 このパートナーシップにより、同年にFIFA Collectが誕生しました。Algorandを基盤としたNFTプラットフォームは、ファンがアイコニックなサッカーの瞬間をデジタルで収集・交流できるようにしています。 このニュースの後、Algorandのネイティブ暗号通貨ALGOはバイナンスで3%下落し、0. 2213ドルとなりました。